こんにちは、健康生活アドバイザーりかる(@recal.jp)です。
私は、普段Instagramやnoteで健康生活に役立つ情報などについて発信しています。
「酢は体にいい」と広く知られているとおり、酢は単なる調味料の枠を超えて様々な健康効果が期待できます。
健康のために積極的に摂りたい「酢」。
調味料の中でも古い起源を持つお酢は、昔から私たちの暮らしの色々な場面で活用されてきました。
酢の起源は非常に古く、最古の発酵調味料ともいわれています。
日本の代表的な調味料であり、お料理に酸味やコクを与えるだけでなく、健康・美容効果や「食」以外にも生活に役立つチカラを持っています。
最近ハマっているのは、もずくの酢の物を作ることです。
今回は、酢の健康効果についてご紹介します!
お酢とは?
お酢には、100種類を超える成分が含まれています。その中で主成分は酢酸と呼ばれるものです。
この酢酸はアルコールに酢酸菌を作用させることでできる有機酸です。これが酸味のもととなります。
お酢は様々な原料から作られます。
米や麦などの穀物や果物を原料にしたもろみ、またはこれにアルコールや砂糖を加えて酢酸発酵させたものが酢です。
料理の味付けの基本の「さしすせそ」のひとつでもある「酢」。
「料理のさしすせそ」とは何?
「さ」砂糖
「し」塩
「す」酢
「せ」醤油(せうゆ)
「そ」味噌
料理のさしすせそは、「さ」砂糖、「し」塩、「す」酢、「せ」醤油(せうゆ)、「そ」味噌の5つの調味料ことを言います。
料理の味付けをするときに、この順番に入れるとおいしく仕上がるのだとか◎
健康効果
お酢には「便秘改善」「疲労回復」「内臓脂肪を減らす」「ガン抑制効果」「高血圧抑制効果」「血中脂質低下」「ダイエット効果」「美肌効果」「殺菌作用」など嬉しい効果がたくさんあります。
中国でも周の時代には漢方薬として重宝されていました。
大航海時代には、ビタミンCの欠乏によって起こる壊血病の予防のために、酢にスパイスや野菜を漬けることが盛んになったと言われています。
奈良時代には上流階級の間で高級調味料として用いられるようになりました。
・便秘解消
お酢には胃酸の分泌を促す作用があり、胃酸やお酢の成分そのものが胃や腸を刺激し、ぜん動運動を活発にすると言われています。
さらに、お酢には、腸内の善玉菌を増やすことで、便通の改善効果が期待できます。
便秘でお悩みの方は、酢大豆をお試しください。大豆に含まれる食物繊維の作用も加わり、効果が期待できます。
・疲労回復
スポーツの後など体をよく使った時に疲れたと感じるのは、体内でエネルギー不足となっているからです。
糖分を摂り、グリコーゲンを補給する必要があります。
お酢と糖分を一緒に摂ることで、より効果的にグリコーゲンを補給できます。
・内臓脂肪を減らす
お酢には毎日摂ることで、内臓脂肪を減らす働きがあることがわかってきました。
内臓脂肪とは、内臓の周りにつく脂肪のことです。
これが溜まると、高脂血症、高血糖や高血圧などを引き起こし、メタボリックシンドロームにつながっていきます。生活習慣を見直し、改善していくのに、お酢をご活用ください。
・ガン抑制効果
京都大学との共同研究により、マウスを使った動物実験で、黒酢に含まれる成分には長期間摂り続けることにより、大腸がんを予防する効果があることがわかりました。
・高血圧抑制効果
毎日お酢を摂り続けることによって、高血圧の人には血圧低下効果があります。
また、正常な血圧の人がお酢を摂取しても血圧は低下しませんので安心して飲むことができます。
・血中脂質低下
お酢の主成分である酢酸には、高めの血中脂質を低下させる働きがあることがわかってきました。
高脂血症は高血圧とともに動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因ともなります。
毎日お酢を摂ることで、血中脂質を低下させる効果が期待できます。
塩気と甘味を緩和してくれ、野菜の褐変を防ぎ、みょうがや紫キャベツなど赤色などの食材の色を鮮やかにする効果もあります。
防腐・雑菌効果
酢にはその代表的な働きとして、防腐・抗菌効果があり、食べ物をいたみにくくする効果があります。
マヨネーズが卵などの腐敗しやすいものを材料にしているにもかかわらず保存料なしでも長持ちするのは、原料である酢などの力で細菌の繁殖を抑えているためです。
また、酢に漬けておくとほとんどの菌は死滅することがわかっています。
ですから、酢は食用として使用するばかりでなく、野菜や魚を洗う時にでも薄めた酢水で洗うと雑菌の増殖を防ぐことができるのです。(tamanoi:参照)
お酢の種類
酢は、様々な原材料から造られています。日本農林規格(JAS規格)による食酢の分類は以下のようになっています。
醸造酢:穀類、果実、アルコールを原料としたものを酢酸発酵させた液体調味料であって、かつ、氷酢酸及び酢酸を使用していないもの。
穀物酢:醸造酢のうち、1種または2種以上の穀類を使用したもので、その使用総量が醸造酢1Lにつき40g以上のもの。
果実酢: 醸造酢のうち、1種類または2種類以上の果実を使用したもので、その使用総量が醸造酢1Lにつき果実の搾汁として300g以上のもの。
合成酢:氷酢酸または酢酸の希釈液に砂糖類、酸味料、調味料、食塩等を加えたもの及びこれらに醸造酢を加えたもの米酢:穀物酢のうち、米の使用量が穀物酢1Lにつき40g以上のもの
米黒酢:穀物酢のうち、米(玄米のぬか層の全部を取り除いて精白したものを除く)またはこれに小麦及び大麦を加えたもののみを使用したもので、米の使用量が穀物酢1Lにつき180g以上であって、かつ、発酵及び熟成によって褐色または黒褐色に着色したもの
大麦黒酢:穀物酢のうち、大麦のみを使用したもので、大麦の使用量が穀物酢1Lにつき180g以上であって、発酵及び熟成によって褐色または黒褐色に着色したもの
りんご酢:果実酢のうち、りんごの搾汁が果実酢1Lにつき300g以上のもの
ぶどう酢:果実酢のうち、ぶどうの搾汁が果実酢1Lにつき300g以上のもの
〜その他〜
加工酢:食酢に醤油、砂糖、香辛料等を加えて味を調製したもので「調味酢」、「合わせ酢」とも呼ばれており、代表的なものに「すし酢」、「三杯酢」、「たで酢」等がありますが、食酢とは区別されています。
バルサミコ酢:ぶどう酢の一種です。ワインのように長年熟成させて高級品となることも。
もろみ酢:泡盛の製造過程でできる「もろみ粕」を原料としたもので、主成分がクエン酸で酢酸発酵していないことから、食酢には含まれません。
梅酢:梅干しの製造過程で生まれる酢で、梅の栄養成分がたっぷり含まれています。酢酸成分は含んでいません。(びんちょうたんコム:参照)
このように、酢は様々な原材料から造られています。
原材料が違うので、風味も違ってきます。
いろいろと試してみてお好みの酢を見つけたり、お料理によって使い分けたり、楽しみが広がりますね。
私がよく作るレシピ
・もずく酢
塩もみしたきゅうり 1本
もずく 適量
酢 大さじ1
醤油 少々
・ドレッシング
市販のドレッシングには、添加物が多く含まれているので、注意が必要です。手軽にサラダにかけて食べられるのでどの家庭でも1本は置いていると思います。いつも市販のドレッシングを使うのではなく、良質な酢や油を取り入れると健康な体を維持できます。
オリーブオイルとバルサミコ酢、塩、コショウを混ぜた手作りドレシングをよく作ります。美味しいバルサミコ酢はこちら◎
最後に
積極的に食べたい酢。
お酢を毎日摂ることで内臓脂肪を減らす働きがあることもわかってきます。
ダイエット中の方は、酢を活用していきましょう!
生活習慣を見直し、改善していくのに、お酢を活用して疲れを癒してみてはいかがでしょうか?^^